■姿勢(4つのカーブ)の重要性
背骨には横から見て4つのカーブがあります。
この4つのカーブによって、無理なく体重の約13%もの重さがある頭を支えることができます。
構造力学上、この4つのカーブがある方が、カーブがない真っ直ぐな場合と比べると、なんと約16倍も強くなります。
正常なカーブが崩れた=悪い姿勢は、過剰な負荷が関節に加かってしまい、筋肉の負担が増えたり、椎間板にダメージを蓄積させたり、骨の変形を引き起こしたり、運動器系に数々の悪影響を及ぼします。また背骨の中には神経が通っている為、神経系の働きにも悪影響を及ぼします。
原則として、整形外科をはじめとした西洋医学ではこのような背骨のカーブの異常に対して治療を行うことは、手術の適応となる重篤なケースを除き、行いません。
これは、カイロプラクティックが法制化されていて、『日常生活で生じる背骨のゆがみの治療はカイロプラクティックの分野』とするアメリカの医療情勢の影響を受けている為ですが、日本ではカイロプラクティックは法制化されていません。そのため、日本では背骨のゆがみに対する治療を安心して受けることができないのが現状であり、またそういった背骨のケアを受けるといった認識・必要性も定着していません。
しかし、このように背骨のカーブを正しく保つことは健康を守る為に欠かすことの出来ない重要な要素であることは明らかです。
正しい姿勢を保ちいつまでも健康でいるための背骨のケアは、専門家である『カイロプラクティック』にお任せ下さい。
=第一のカーブ:首のカーブ:頚部彎曲=
首には前に反ったカーブがあります。
首は7つの骨(頚椎)から出来ていますが、このカーブは頚椎7つ+背中の骨(胸椎)2つの計9つの骨で形成されています。9つの骨の中心である第5頚椎を頂点としたカーブができているのが正常で、カーブが減少した真っ直ぐな首をストレートネックといい、肩こりや頭痛、疲れやすい原因となります。
=第二のカーブ:胸のカーブ:胸部彎曲=
背中には後ろに反ったカーブがあります。
胸椎2番から腰椎1番までで形成されています。このカーブがきついと猫背、円背といい、弱いと平背などと言います。このカーブの異常は主に内臓の働きや、自律神経系に悪影響を及ぼします。
=第三のカーブ:腰のカーブ:腰部彎曲=
腰には首と同じ、前に反ったカーブがあります。
腰椎1番から仙骨までで形成されています。第3腰椎を頂点としたカーブができているのが正常で、このカーブがきついとヘルニア、すべり症、分離症になりやすく、弱いと筋膜性腰痛、変形性関節症などになりやすくなります。また、腰からは足を支配する神経が出ていますから、腰のカーブの異常は坐骨神経痛をはじめとした足への悪影響を及ぼします。
=第四のカーブ:お尻のカーブ:仙尾彎曲=
お尻には後ろに反ったカーブがあるのが正常です。仙骨と尾骨で形成されます。仙骨は身体の土台である骨盤の中心となる重要な骨で、仙骨の傾きの変化は上に乗っかっている脊柱全体に影響を及ぼします。
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K-1選手やオリンピック強化指定選手、インターハイ優勝チームなどトップアスリートのコンディショニングケアを務めた信頼と実績