カイロプラクティック Information
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■カイロプラクティックの適応疾患について
カイロプラクティックは西洋医学とは異なり、患者様の状態に病名を付けることはありません。
“治療の対象が病気ではなく、『骨の歪み』にあるからです。”
ですから、そういった意味では厳密にいうとカイロプラクティックには本来、適応疾患といったものは存在しません。
しかし、『骨の歪みを直すこと』 は 『骨の歪みが原因で起こる数々の疾病を治し、予防すること』に通じます。
骨の歪みが原因で、脊柱のクッション機能が低下し、関節や筋肉に掛かる負担が増加することや、それにより骨や椎間板にダメージを蓄積されやすくなること、関節への負担やダメージが蓄積されると、骨の変形やヘルニアなどの器質的疾患が起こる原因の一因となることは明らかです。また、脊柱のゆがみが原因でその中を通る脊髄神経や末梢神経、血管などに圧迫が起こり、それらの働きにも影響が出ることが報告されています。
ここでは、骨の歪みが原因で起こりうる諸症状、および疾病について紹介してまいります。
@)首の骨の歪みが原因で起こりうる諸症状・疾病
偏頭痛、慢性肩こり、慢性頚椎ヘルニア、首の骨の変形(頚椎症、頚椎骨軟骨症など)、手指のしびれ(頚椎症性神経根症、頚椎ヘルニアなどによるもの)など。
A)背中の骨の歪みが原因で起こりうる諸症状・疾病
猫背、円背、平背、背部痛など。
B)腰の骨の歪みが原因で起こりうる諸症状・疾病
慢性腰痛、慢性腰椎ヘルニア、腰椎すべり症、腰の骨の変形(変形性腰椎症、脊柱管狭窄症など)、坐骨神経痛・足のしびれ(腰椎症性神経根症、腰椎ヘルニアなどによるもの)など。
C)骨盤の骨の歪みが原因で起こりうる諸症状・疾病
慢性腰痛(主に仙腸関節部)、産後腰痛(主に仙腸関節部)、坐骨神経痛・足のしびれ(骨盤変位による神経圧迫によるもの)など。
D)その他関節を構成する骨の歪みが原因で起こりうる諸症状・疾病
顎関節症(関節円板の器質的変化が原因のものは除く)、五十肩、足関節ねんざ後の可動域制限・運動痛等の後遺症/足関節の離断性骨軟骨炎(共に距骨の変位によるもの)など。
以上のような症状、疾病が骨の歪みによって起こりうる可能性があります。※疾病の原因の100%を占めるという訳ではありません。
カイロプラクティックは、骨の変形自体を治す事はできませんが、ミスアライメントを直し、関節の整合性を正しく保つことで骨の変形の進行を遅らせることが出来ます。とはいっても、一旦起こってしまった骨の変形を止める事、遅らせることは困難であり、やはり骨の変形が起こってしまう前に脊柱の歪みをケアし予防することが肝心です。このことが、『カイロプラクティックは予防医学である』とされる理由の一つでもあります。
●カイロプラクティックの適否について
前述のようにカイロプラクティックでは診断は行いませんから、上記に挙げた症状・疾患などの有無によって決まるものではありません。適応の可否は、骨のゆがみが在るか無いかによってのみ決まります。骨の歪みが在れば適応ですし、重度の側彎や骨の変形による骨癒合などの禁忌症がある場合や、骨の歪みがなければ不適応となります。当院では、各種検査の結果から医学的にどういう状態であるかを認識した上でカイロプラクティックの禁忌症でない事を確認し、治療いたしております。
●腰の生理的前彎の減少によってクッション機能が低下し、負担が増加することで、骨(椎体)に椎間板が進入した例。/西洋医学でいう『シュモール結節』。
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K-1選手やオリンピック強化指定選手、インターハイ優勝チームなどトップアスリートのコンディショニングケアを務めた信頼と実績